久遠の妻。
以前は和の国・皇の姫君。
久遠とは敵対国の姫だったが、偶然から彼と知り合い愛し合うようになった。一度は破局した二人だが、望まぬ別れだった為か再び出逢って惹かれあい、結婚。
彼女の母国は久遠に敵意を向けていた国だった為、彼と結婚してからは絶縁状態だったが、もう何百年も前の事な為、今は滅んでしまっている。
ただ祖国は好きだった為、祖国での「皇（すめらぎ）」の姓を久遠と共に継いでいる。

料理などは久遠に教えられたからかかなり上手で、紅宮で暮らしていた時も城のメイド達に頼んで作らせてもらっていたりしていた。
味はどの人にも好評だったようだが、夫である久遠には遠く及ばない出来だったようだ。
口数は少ないが、心優しい性格なため誰からも好かれた。そんなわけで久遠の妻だというのに言い寄る男も多かったせいか、いつも困っていたらしい。彼もそれを排除するのに必死だったとか。
久遠の姉から本当の妹のように可愛がられており、彼女自身も姉のように慕っている。

今は魔力で呪いをかけられ封印されているが、彼が眠っている間だけ彼の夢の中で触れ合う事ができる為、その時間が二人の時間になっている。